微熱では解熱剤を使ってはいけない!
結論:人間の発熱は体の防御機構であるからだ。
この本の著者である、医師の齋藤先生の話によると
人の体温が1度上がると、
免疫力が
体温を1度上げると免疫力が5〜6倍アップする。
それに対して、
体温が1度下がれば免疫力は約30%低くなるそう。
そして本によると理想の体温は36.5~37.1度。
体温をあげることは体に悪さをする細菌やウイルスを倒してくれる防御反応となっているのだ。
このように体の発熱は防御機構であるので、何でもかんでも解熱剤を使えば治るという概念は無くそう。
ここで一つ疑問に想う人がいると思うから解決しておく。
それは、じゃあ解熱剤いらないじゃん???と思う人がいるだろう。
それは、、
結論:高熱が過ぎると脳炎などの他の合併症が起こりかねない。そして、体温が上がり過ぎると、体のだるさにより生活や食事などのQOLが下がり免疫力低下する。
このように、体温が上がりすぎることによって体調の悪化が起こりやすくなるために、解熱剤は体温が過度に上がると、服用をすすめられるのである。
こんなことを聞いたことのある人も多いだろう。
「このお薬は38.0度を超えた際のみに服用ください。」
このように医師が言うのは解熱剤を正しく使ってもらうためにはとても重要な意味が込められていたのである。
この解熱剤に関わらず、この理論は他のものにも応用できるからよければ続きも読んでいただきたい。
咳止め薬も、
咳をすることも異物を体外に排出するための体の防御機構だから、少し咳が出たからと言って何でもかんでも服用するのは間違いである。
下痢止め薬も、
下痢も異物を早く体外に排出するための機構だから、すぐには使ってはいけない。
つまり、薬を服用していいかは、一般人にはわかるわけもないから、体に何か異変を感じた時は病院に行って適切な治療をしよう!と言うは・な・し。