勃起の医学の視点で見た面白さ
突然ですが勃起がどのように起こっているのかご存じですか?
男性では誰しもが起こっているにも関わらず、ご存知でない方がほとんどです。
どうしてあんなに固くなったりフニャフニャ柔らかくなるのでしょうか。
結論:陰茎海綿体に血液が充満すると起こる。
- まず最初に分かりやすく説明するために、解剖学的に見た、陰茎の構造、そして陰部の血液循環についてお話します。
男性のアソコである、陰茎の中には、陰茎海綿体というスポンジ状の構造物があります。
スポンジに水をかけるとスポンジに水がたまって蓄えられますよね?このように動脈(陰茎深動脈→らせん動脈)によって送られた血液が、陰茎にある海綿体洞(スポンジで例えた時のスポンジの穴の部分)に送られ、その穴から静脈(導出静脈→陰茎深静脈)を通って心臓に返っていきます。
- 次にどのようにして固くなるのか、つまり勃起をするのかについて説明いたします。
- 女性を目の前にすると、脳から「今、興奮しているぞ!」という信号が神経を通じて送られる。
- その信号によっておちんちんに血液を送る動脈(らせん動脈)が急に広がって、より多くの血液が海綿体洞というスポンジの穴に急激に送られてきます。
- 2により、海綿体洞の中の血液の圧力(血圧)が急上昇します。
- 海綿体洞内に血液が急上昇した影響で一時的に、静脈が塞がれるようなシステムが作動しています。下の右図を参照
実際には、僕たち男性の体の中は上記の右図のような構造をしているために、興奮しているときには、勃ち続けるというわけです。
簡単にまとめると
「今、興奮しているぞ!」によって、海綿体洞にたくさんの血液が入ってくるにも関わらず、それにより「海面体洞から血液が出ていかない」という現象が起こっているのです。
このようなシステムのおかげで、今日、私たちを含め、動物も生きているというわけです。
このシステムに感謝ですね!